2017年1月26日木曜日

Wedge Mobile Keyboard レビュー

Microsoft製Wedge Mobile Keyboard (U6R-00022)についてのレビュー。
ビジネス向けとして簡易パッケージのU7R-00022も販売されているが、
中身は全く同じ物らしい。

2012年9月に発売された少し古い製品だが、
Bluetooth3.0には対応しており実用に十分な省エネ性能がある。
Microsoftの現行品モバイルキーボードとしては
Universal Mobile KeyboardとUniversal Foldable Keyboardが販売されており、
それぞれ洗練された魅力的な製品となってはいるのだが、
残念な事にどちらもバッテリー内臓型になってしまった。
Wedge Mobile Keyboardは単四電池を使えるというメリットが大きい。
有線接続して充電する手間がなく、
電池が切れればサッと交換して直ちに無線接続を再開できる。

使用感を述べてみよう。
分厚いアルミ板によって形成される堅牢な筐体は
モバイルキーボードとは思えない素晴らしい剛性を持っている。
ANKERのスリムキーボードのようなたわみは微塵も感じられない。
ただし、重い。
タブレットPC本体並みの重量がある。
キータッチは典型的な薄型パンダグラフであり、
キーピッチが少し狭くキーストロークが浅いため
打ち辛くはあるもののモバイルキーボードとしては悪くない。
ちなみにキートップは完全な平面であり、
最近流行の凹形状ではない。

高剛性かつ乾電池仕様のモバイルキーボードを望むのであれば
この製品一択と言い切ってしまって良いくらい出来が良い。
キー配列を見て不満がなく、マルチペアリングが不用であれば
今の内に一台確保しておく事をお勧めする。

余談だが、Bluetooth ver.1.2の古いドングル(Princeton製PTM-UBT1)へ
問題なく接続できた。
安定している。
もっとも、ver.4.0のドングルが千円前後で買えてしまう今となっては
省エネでない古いヴァージョンのドングルを使う意味はないのだが。