2011年6月15日水曜日

上海問屋キーボードアーム レビュー

リストレスト・マウステーブル付き大型キーボードアーム
(DnyaダイレクトDN-ARM332KDB)を購入した。
フルサイズの大きなキーボードを置いてもスペースに余裕がある。
耐荷重10kgは言い過ぎかなという印象だが、
リストレストを利用して腕の体重をかけても
さしてぐらつかない程度には頑丈。
アームの間接部分のキャップを外せば
六角レンチを使って間接の固さ調節が出来る。
アームは垂直方向の高さ調整にも支柱部分で対応しているが、
工具不要とは言えいちいち固いレバーを回さなければならいので
基本的には水平移動のみと考えた方が良いだろう。
テーブルは前後に角度調節が可能で、
キーボードを打ちやすい角度に調整する事ができる。
リストレストがストッパーとして機能するため、
キーボードがずれ落ちる事はない。
ちなみにリストレストはウレタン製だと思われるが、
やや硬い印象がある。
おそらくウレタンなのは表面の7mm程度で、
中には何か別の物が入っているのだろう。
付属のマウステーブルは格納式なので
使う予定の無い人にも邪魔にならない。
私は携帯電話等の小物を置くのに利用している。
これが意外と便利。
アームにはキーボードの配線サポートも付いている。


実は購入直後に問題が生じた。
アームの第一関節部分、
キーボードの上下角を調整する部分に当たるが、
そこを可動制限外まで動かしてしまったために
アームに亀裂が生じてしまったのだ。
かなり固かった為、ひっかかりを感じる事ができなかったのか
あるいは始めから多少の亀裂が入っていたのか。
おそらく前者だと思うが。
ミシッと音を立てたと思ったら画像のように欠けてしまっていた。
この部分は180度グルッと動かす事ができない。
倒せる角度は凡そ40度程度。
大変ありがたい事に初期不良品として交換対応してくださったのだが、
故障品として有償修理対応となっていてもおかしくなかっただろう。
ちなみに交換対応していただいた製品では
キーボードの角度調節部分がやや柔らかくなっており、
可動制限部分のひっかかりを明確に感じる事ができた。
開封して検品した後に発送(ビニール袋等開封されていた)との事だったので、
問題の間接部分をあえて緩めて出荷してくださったのかもしれない。

残念な事に続いて問題が生じた。
テーブル固定部分の穴に何か花崗岩の破片のような物が詰まっている。
ドライバーでほじくってみたが
びっちりはまり込んでいて取れなかった。
こんな物、どの工程で混入するのだろう。
出荷前の検品工程は勿論の事、
発送前の動作確認時にも気づけそうなものだが・・・。
テーブルを固定してしまえば隠れる部分で、
特に支障のあるものでもないので
これについては上海問屋に報告せずに放置する事にした。
あまり気分の良いものではないが、
かなり良心的な交換対応をしていただいた手前、言い辛い。

総評としては、価格の割りに良く出来たキーボードアーム。
ただし、アームの自由度は低く、移動範囲は狭いので
その辺りを十分に検討してから購入する事をお勧めしたい。
私のようにほぼ固定して利用する分にはまず問題無いだろう。


リストレスト・マウステーブル付き 大型キーボードアーム Donyaダイレクト DN-ARM332KDB