2013年4月18日木曜日

Klipsch Image S4 White KLIMS40112 レビュー

2009年08月20日にKlipsch社より発売された
ダイナミック型カナルイヤホンである。
Klipsch初のダイナミック型ドライバ(8.5mm径)を搭載しており、
メーカーはdual-magnet micro-speakerによる低域の音質の良さを謳っている。

低域の歪みの少ないMG-G708との相性は良好
実際に聞いてみたところ、
確かに低域・・・具体的に言うと一般に言う低域ではなく
超低域と呼ばれる辺りの音質が極めて優秀に感じた。
ベースが唸るというよりはバスドラムが炸裂するという印象。
聞き疲れこそし易いものの、
圧倒的な迫力を魅せる個性的な音と言える。
ちなみに音の篭りは少ない方だろう。

Ultimate Ears社のUE350や、
SHURE社のSE215SPEといった低域重視モデルとは異なる音作りだ。
住み分けが上手くいっているように思う。
低域のキレと迫力を重視する場合において、
Image S4は際立って優秀だ。

装着感については褒められたものではない。
私の耳は平均的な形状の耳穴なのだが、
普通に装着すると直ぐに外れてしまう。
メーカーページの写真を見る限りではSHURE掛けを
前提としていないようなのだが、
私はSHURE掛けしないと使い物にならなかった。
また、遮音性についても優秀とは言い難い。
普通に周囲の音が聞けてしまうので
遮音性が必要な場合はこのイヤホンを避けるべきだろう。

総評として、好みの別れるイヤホンだ。
世の中には超低域を嫌ってカットしてしまう方すらいらっしゃるそうで…。
私はこの迫力を好ましく思うが、
曲を選ぶイヤホンだとも感じている。
他のイヤホンと使い分ける事が前提であれば問題無いのだが。
出来れば試聴してからの購入をお奨めしたい。


【国内正規品】 Klipsch イヤホン Image S4 White KLIMS40112


【国内正規品】 Klipsch イヤホン Image S4i White New KLIMS4I114