EVOシリーズとPROシリーズの比較を行った。
比較に用いたのは各シリーズの16GBモデル
(MB-SP16D/JPEC, MB-SG16D/JPEC)である。
<USB 3.0>
<USB 2.0>
カードリーダーは
USB 3.0接続時にTS-RDF5K、
USB 2.0接続時にTS-RDS5を使用。
なお、TS-RDF5KはUHS-Iに対応している。
Random Write 512KBを除き、
どちらもPROの方が優位なスコアを示している事が分かる。
ところで、これらはPC接続時のスコアであるが、
デジタルカメラに使用した場合の速度比較となると
少し事情が違ってくる。
デジタルカメラにおいてメモリーカードの速度が重要となるのは
主に連写時であるが、
書き込みが速ければ連写速度も上がるかと言えば
必ずしもそうではない。
例えば、レンズの収差補正等の処理は負荷が大きいため、
有効にしているとメモリーカードの書き込み速度に関係無く
連写速度が落ちてしまう場合がある。
また、カメラ内臓のカードリーダー部分の
書き込み性能が低い場合、
メモリーカードのポテンシャルを引き出せず
速度が上がらない場合もある。
(USB 2.0接続相当のスコアすら出ない場合がある。)
つまり、ボトルネックとなる要素が他に多くあるため、
上のベンチマークで得られたような性能を
十分に発揮できない可能性があるのだ。
UHS-Iに対応する比較的新しい世代のカメラで、
連写性能の高いものであれば
PROを使用する意味はあるかもしれない。
しかしUHS-Iに対応していない旧世代のカメラであれば、
おそらくEVOで十分なケースが多いだろう。
ちなみにSAMSUNG製メモリーカードの10年保証だが、
2015/02現在、保証を受ける際に
片道分の送料を自己負担する必要がある事を確認している。
宅配便の利用を求められるため、
メモリーカードの価格次第ではあるものの
買い直した方が良いと思えてしまう場合が多そうだ。
この保証はあまり意味が無いかもしれない。
Transcend USB 3.0 Super Speed カードリーダー (SD/SDHC UHS-I/SDXC UHS-I/microSDXC UHS-I 対応) ブラック 2年保証 TS-RDF5K
日本サムスン正規品 SAMSUNG EVO SDHCカード 16GB 防水 耐衝撃 UHS-I Class10 最大転送速度48MB/s 10年保証 MB-SP16D/JPEC
日本サムスン正規品 SAMSUNG PRO SDHCカード 16GB 防水 耐衝撃 UHS-I Class10 最大読み出し90MB/s 10年保証 MB-SG16D/JPEC